愛知県の大村秀章知事は6日、経済産業省で竹内真二政務官と会談し、自動車関税の引き下げについて「米国との合意事項を早く履行してほしい」と求めた。引き下げだけでなく、トランプ米政権による関税措置の撤廃に関しても引き続き、粘り強く交渉することを要請した。
愛知県はトヨタ自動車を中心に製造業が盛んで、米国への輸出も多いため、関税政策の影響が大きく出る懸念がある。大村氏は会談で「中小企業へ万全の対策をお願いしたい」と要望。農林水産業についても現在の輸入ルールを堅持し、国内生産を保護するよう求めた。竹内氏は「必要な経済産業政策を進めたい」と応じた。