高気圧などの影響で6日も各地で気温が上がり、静岡市駿河区では国内の観測史上2位タイとなる41・4度に達した。国内で40度以上の地点が出たのは3日連続で、今年7日目。午後5時時点で、全国914の観測地点のうち、最高気温35度以上の猛暑日は255に上った。
気象庁によると、39・5度の徳島県美馬市など18地点で、地点として過去最高になった。7日も関東や東海などの一部の地域では猛暑日になる恐れがあり、引き続き熱中症への警戒が必要だ。
日本は「太平洋高気圧」と「チベット高気圧」に二重に覆われ、気温が上がりやすくなっている。静岡市では、風が山を越える際に高温になって吹き下ろす「フェーン現象」が発生した可能性がある。正午過ぎに41・4度となった後も40度前後で推移し、午後2時27分に再び41・4度を記録した。
6日の最高気温は、群馬県桐生市39・7度、東京都八王子市39・3度、神奈川県小田原市39・2度など。5日に国内最高の41・8度を記録した群馬県伊勢崎市は39・2度だった。