ブラジル連邦議会で原爆展

5日、ブラジル連邦議会で原爆投下当時の体験を語り、手を合わせる東海林俊恵さん=ブラジリア(共同)

 【ブラジリア共同】ブラジルの首都ブラジリアの連邦議会で5日、広島と長崎への原爆投下の悲惨さを写真などで伝える特別展「広島と長崎の80年」の開幕式が開かれた。在ブラジル日本大使館によると、連邦議会で原爆に関する展示が行われるのは初めて。特別展は15日まで。

 式典にはブラジル政府関係者や国会議員ら約100人が出席。4歳の時に広島の爆心地から3キロ地点で被爆したブラジリア在住の東海林俊恵さん(84)=広島市出身=が出席者に向けて当時の体験を語り「戦争の無残さは身に染みている。多くの国に核兵器禁止条約に参加してほしい。それが私たち被爆者の願い」と訴えた。

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