【陜川共同】韓国人被爆者が多く暮らし「韓国のヒロシマ」とも呼ばれる南東部の陜川で5日、市民団体主催の反核集会が開かれた。米国による原爆投下に遭った日韓の被爆者のほか、太平洋マーシャル諸島やカザフスタンでの核実験による被ばく者の子どもらが参加し、それぞれの体験を語り核廃絶を訴えた。
かつて米国が核実験を繰り返したマーシャル諸島で生まれたベネティック・カブア・マディソンさん(30)は「環境が破壊されただけでなく、多くの人が故郷を追われた」と語った。移り住んだ米国の学校では、そうした核による被害が教えられないと批判した。