大阪・関西万博は5日、ウクライナのナショナルデーを迎えた。式典でシビハ外相がゼレンスキー大統領のあいさつを代読し、日本を含む国際社会の支援に感謝の意を示した上で、ロシアの侵攻に対し「自国のアイデンティティーを決して売り渡さない」と訴えた。
ゼレンスキー氏の妻オレナさんも出席し「ウクライナだけの問題ではなく、世界全体が危機にある」と強調。ロシアは音楽や文学、映画もプロパガンダに利用しているとし「人々を結びつけるはずの文化が分断と支配の手段になっている」と警鐘を鳴らした。
式典では、各国との連帯を示すために作曲された「感謝の賛歌」を披露した。