国立健康危機管理研究機構は5日、全国の医療機関から7月21~27日の1週間に報告された「百日ぜき」の患者数が、前週より509人少ない3399人(速報値)だったと発表した。6週ぶりに減少したものの、依然として3千人を超える高水準が続いている。
今年の累計患者数は5万6664人。昨年の累計である4054人(暫定値)を既に大幅に上回っている。厚生労働省の担当者は「引き続き感染者が多い状態が続いている。手洗いやせきエチケット、ワクチン接種など対策を取ってほしい」と話している。