政府備蓄米3万トンキャンセル

倉庫に保管されている政府備蓄米=5月、神奈川県内

 小泉進次郎農相は5日の閣議後記者会見で、これまで小売業者や外食業者に随意契約で放出した政府備蓄米のうち、約2万9千トンのキャンセルがあったと明らかにした。政府が求める8月末までの販売ができないと判断したとみられる。

 農林水産省が4日から備蓄米を売り渡した業者に対する聞き取り調査を始めた。堅調な売れ行きを喜ぶ声があった一方、仮に期間を延長して低価格の備蓄米の販売を続けた場合、今後出回る新米が値下がりすると懸念する声もあったという。小泉氏は結果を踏まえ「対応策を検討していきたい」と述べた。

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