石破茂首相は4日、最低賃金の2025年度改定額目安の決着を受けた各地方の取り組みについて「国の目安を超えて引き上げる場合には、重点支援を講じたい。賃上げ支援のための政策を総動員したい」と強調した。官邸で記者団の取材に応じた。
全国平均6・0%アップの決着は「20年代に全国平均1500円という石破内閣の高い目標に配慮しながら、データに基づく真摯な議論が行われた」と評価した。「賃上げが成長戦略の要との理念、取り組みが着実に浸透し、効果を上げている」と述べ、今後も努力を続ける考えも示した。