フィリピンを拠点に「ルフィ」を名乗り広域強盗を指示したとされる特殊詐欺グループの幹部で、強盗致傷ほうの助罪などに問われた小島智信被告(47)は4日、懲役20年とした東京地裁判決を不服として控訴した。
7月23日の地裁判決は、別の幹部から強盗の実行役調達を依頼され、闇バイトの応募者を複数回紹介したと指摘。小島被告が果たした役割は非常に重要だったと認めて刑事責任は重いとした。
判決によると、小島被告は2022年10~12月に山口県岩国市などで起きた強盗致傷事件や強盗未遂事件で、藤田聖也被告(41)に実行役を紹介。また19年に、今村磨人被告(41)と共謀し、約3800万円をだまし取った。