【ロンドン共同】英紙サンデー・タイムズは3日、パレスチナ自治区ガザで重い傷病を抱えた子ども最大300人を英政府が受け入れ、無償で治療を提供する方針だと報じた。政府高官の話としている。
同紙はガザ保健当局の情報として、7千人以上の傷病者が2023年10月の戦闘開始後にガザを逃れ、うち5千人が子どもだと伝えた。欧州ではスペインやイタリア、アイルランドなどが計約200人の子どもを受け入れているという。
スターマー英首相は7月29日、イスラエルがガザでの停戦に合意し飢餓などへの対策を取らなければ、9月の国連総会までにパレスチナを国家として承認する意向を示していた。