まんが甲子園、最優秀賞なし

4月に発表された「まんが甲子園」予選テーマのポスター

 高知県は3日、高知市で開催した第34回全国高等学校漫画選手権大会(まんが甲子園)の本選で、いったん最優秀賞に決まった沖縄県立那覇工業高の作品が、他の作品との類似性が認められるとして実施要綱に基づき失格とした。

 同日夕、最優秀賞の受賞校と受賞作品をまんが甲子園のX(旧ツイッター)で発表したところ、類似する作品の存在の指摘があり、県が調べた。第三者の著作権などを侵害しないように注意することなどとする要綱に抵触すると判断した。

 最優秀賞は該当なしとし、繰り上げもない。2位は栃木県立矢板東高、3位は宮城県の東北生活文化大高だった。

 まんが甲子園は1992年から開催されている。今回は2、3日の2日間にわたって開かれ、国内30校と韓国3校の計33校が集まり、各校3~5人のチームで指定されたテーマでのまんが制作に取り組んだ。

 高知県の担当者は「こうした結果になってしまったことは大変残念。再発防止策を検討してまいります」とコメントした。

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