【エルサレム共同】イスラエルの極右政党党首、ベングビール国家治安相は3日、エルサレムにあるイスラム教とユダヤ教双方の聖地「神殿の丘」を訪れ、礼拝した。イスラエルメディアが伝えた。丘では、ユダヤ教徒の礼拝は認められていない。パレスチナ自治区ガザの人道危機でアラブ諸国がイスラエル批判を強めており、さらに反発を呼ぶのは必至。
ベングビール氏はこれまでも丘を訪問しており、そのたびにアラブ諸国が非難していた。同氏は丘で撮影した動画声明を発表。「ガザを占領し、イスラム組織ハマスの戦闘員を全員排除して住民の自発的な移住を促す。それでこそ、われわれは戦闘に勝利できる」と主張した。