カムチャツカで火山噴火

3日、噴煙を上げるロシア極東カムチャツカ半島のクラシェニンニコフ山(ロシア科学アカデミー極東支部火山地震研究所の通信アプリから・共同)

 【モスクワ共同】ロシア極東カムチャツカ半島にあるクラシェニンニコフ山が3日、噴火した。地元の火山観測当局が発表した。ロシア通信によると、約600年ぶりの噴火で、7月30日に起きた米地質調査所(USGS)観測でマグニチュード(M)8・8の地震と関連した噴火の可能性があるという。

 カムチャツカ半島では地震当日にもクリュチェフスカヤ山で噴火が起き、巨大地震との関連が指摘されている。タス通信によると、クリュチェフスカヤ山はユーラシア大陸で最も標高の高い活火山。

 非常事態省によると、クラシェニンニコフ山では噴煙が上空6キロに到達。山から東方向の太平洋方面に広がり、噴煙の方向に集落はないという。

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