東京都江戸川区の住宅に侵入して70代と50代の女性をハンマーのようなもので殴ったとして、警視庁捜査1課は3日までに、殺人未遂と住居侵入の疑いで、同区、職業不詳出倉恵人容疑者(21)を逮捕した。捜査関係者などによると、現場を訪れた際にはこの家に住む同じ小中学校だった20代女性の名前を口にしていたといい、経緯を調べている。
逮捕容疑は7月30日午後5時35分ごろ、江戸川区の住宅に侵入し、女性2人の頭部などを複数回ハンマーのようなもので殴り、それぞれ頭蓋骨骨折などの重傷を負わせた疑い。「全く身に覚えがない」と否認している。
捜査1課によると、襲われた2人は20代女性の親族で、普段は別の場所で暮らしている。容疑者は呼び鈴を鳴らした後、応対した70代女性を玄関で襲撃したとみられ、居間にいた50代女性に対しては「携帯電話の暗証番号を教えろ」などと言いながら殴りかかった疑いがある。20代女性は2階に隠れ、無事だった。血の付いたハンマーが近くの公園で見つかった。