【ソウル共同】韓国の革新系与党「共に民主党」は2日、ソウル近郊で党大会を開き、「急進改革派」と評される鄭清来議員を新しい党代表に選出した。前代表の李在明大統領が大統領選前に辞職し、代表選が実施された。鄭氏は選出後の演説で、昨年末の尹錫悦前大統領の「非常戒厳」に関わった「内乱勢力を徹底的に断罪しなければいけない」と訴えた。
鄭氏は、保守系野党「国民の力」が戒厳令に同調したとして同党の解散も主張しており、与野党の対立が今後、激化する可能性がある。鄭氏は、権力が過大と批判されてきた検察の制度改革にも強い意欲を示す。
鄭氏は60歳のベテラン国会議員で、代表選で朴賛大前院内代表を破った。