昨年元日の能登半島地震で半壊し、休業が続いていた石川県七尾市の和倉温泉にある旅館「はまづる」が2日、営業再開を前に記念のセレモニーを開いた。再開は9日。和倉温泉旅館協同組合によると、加盟する20の宿泊施設のうち、2日時点で再開できたのは5施設にとどまっており、関係者は「復興の希望になれば」と話した。
同旅館は地震で客室や調理場の床が沈下したほか、壁や窓が損傷し、大規模な改修に迫られた。
セレモニーには、改修に携わった工事関係者や組合の関係者らが出席。旅館の高城一博専務(50)は「多くの人に助けてもらい再開することができる。気を引き締めたい」と意気込んだ。