北海道白老町のアイヌ文化施設「民族共生象徴空間(ウポポイ)」で2日、開業5周年の式典が開かれた。年間来場者数は約31万人と目標の100万人に届かず、減少が続いている。参加した伊東良孝アイヌ施策担当相は記者会見で、大阪・関西万博会場でのアイヌ民族舞踊公演に触れ「努力の積み重ねや良さが伝わることで来場者数が増えることを期待する」と述べた。
ウポポイは2020年7月12日に開業。22年7月から23年7月は約36万人が来場したが、直近2年は減少が続いている。
今後は、ウポポイにある国立アイヌ民族博物館の展示の改善や、地域との連携強化を図り、来場者増加を目指す。