朝鮮半島出身の被爆者悼む、広島

朝被協が開いた朝鮮半島出身の被爆者を追悼する集会=2日午前、広島市南区

 在日朝鮮人の被爆者らでつくる広島県朝鮮人被爆者協議会(朝被協)は2日、米軍による広島への原爆投下で犠牲になった朝鮮半島出身の被爆者を追悼する集会を開いた。朝被協の追悼集会は戦後80年で初めて。

 広島、長崎への原爆投下で、出稼ぎや徴用で来日していた朝鮮半島出身者が多数被爆した。計約7万人が被爆し、うち約4万人が直後に死亡したとの推計がある。

 在日韓国人では、在日本大韓民国民団広島県地方本部が毎年、平和記念公園内の韓国人原爆犠牲者慰霊碑前で慰霊祭を開いており、今年は5日に開催予定。朝被協側は南北統一の慰霊碑建設を待って追悼行事を行おうとしてきたが、見込みが立たないため今年初開催となった。

最新記事
台風情報=気象庁(位置)
ウクライナ外相訪日へ
万引疑いで熊本県職員逮捕
ウクライナ外相が訪日へ
静岡・沼津の池で溺れた高校生2人死亡