北海道の大自然を舞台に高校生が写真の腕を競う「全国高等学校写真選手権大会(写真甲子園)」が1日、北海道東川町で閉幕し、新潟県の中越高が優勝した。準優勝は愛知県の豊川高だった。
中越高は、高齢者に声をかけて自校の制服を着てもらって撮影。着替える途中の表情も捉えた。代表審査委員の写真家野村恵子さんは評価した点を「独創性と町民の方を巻き込む熱量」と説明。「抜群のセンスがある」と講評した。
キャプテンの木村優花さん(17)は優勝旗を手にし、「優勝できると思っていなかったのでうれしい」と涙ぐんだ。
実行委員会によると、今年は全国から518校の応募があり、18校が本戦に進出した。