不搬送男児の家族写真送付を依頼

 茨城県つくば市で2023年4月、市消防が高熱を出した男児の搬送を見送り、重度の知的障害となった事案に関し、市は1日、当時、男児の家族の顔写真を提供するよう知人に求める不適切な行為をしたとして、青木孝徳消防長を訓告処分とした。

 市によると、消防長は「個人的な興味だった」と釈明。一方、男児の家族によると、知人には「町中で会うと気まずい。顔を知っておきたい」と話していたという。

 消防長は23年5月、男児の家族とつながりがある知人に「顔写真があったら送ってほしい」と依頼。知人は顔写真を送らなかった。

 今年4月、家族から市に報告があり発覚。家族は取材に「あり得ない行為だ」と憤った。

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