香川県の外郭団体「かがわ県産品振興機構」は1日、現金約4800万円を着服したとして、機構が運営する県産品のアンテナショップ「栗林庵」の50代男性職員を懲戒免職処分にしたと発表した。7月31日付。入院中で意思疎通が難しく、刑事告発は検討していない。使途も不明という。
機構によると、経理担当だった2013年12月から昨年5月まで135回にわたり、取引事業者への納品代金支払いに合わせて自身の口座にも送金。事業者に支払ったかのようにデータを改ざんしていた。
業務を引き継いだ職員が昨年8月に気付いた。現金は返還されておらず、機構は元職員の成年後見人に賠償を求める方針。