大手予備校「駿台予備学校」を運営する駿河台学園(東京)は1日、2026年春入学の大学入試から合格者数の公表をやめると発表した。「受験生が複数の塾や予備校、オンライン教材を併用して学ぶのが一般的となり、単一の教育機関の合格者数が本来の意味を持ちにくくなった」としている。
駿河台学園によると、主要な塾や予備校が公表する合格者の合計は、実際の定員を大きく上回っている。また、志望校選びなど受験生のニーズが多様化・個別化していることも踏まえた。
駿台予備校の25年春入学の入試の合格者数は、東大1351人、京大1422人、早稲田大3574人、慶応大2691人などとしている。