【ガンタララ(タイ東北部)共同】タイ軍は1日、米中や日本など約20カ国の大使や駐在武官をカンボジアとの国境付近の視察に招いた。カンボジア軍も7月30日に約10カ国を同様に招待している。ASEAN議長国マレーシアが調整する国際監視団の結成を前に、相手国による攻撃被害を互いに訴えて非難の応酬となった。
タイでは1日、視察団が東北部シーサケート県ガンタララのコンビニを訪問した。ロケット弾が直撃して8人が死亡しており、ガラス片が散乱する建物の前で遺影を持った遺族が出迎えた。妻子を亡くした男性は「避難途中でお菓子を買うために立ち寄った。砲撃は思いもよらなかった」と声を詰まらせた。