山形新幹線、ダイヤ正常化

JR福島駅で切り離され山形方面に向かう、約1カ月半ぶりに正常なダイヤでの運行に戻った山形新幹線=1日午前

 6月に故障が相次いだ東北・山形新幹線の新型車両「E8系」を巡り、JR東日本は1日、原因を特定し対策を講じたとして、中止していた単独運行を再開した。大幅な減便が続き、首都圏とのアクセスに支障をきたしていた山形新幹線は、約1カ月半ぶりに正常なダイヤでの運行に戻った。

 1日午前、東京方面から下りの直通列車E8系「つばさ」が山形駅に到着した。山形市の実家へ妻とともに帰省する埼玉県越谷市の会社員中村淳さん(57)は「通常の運行が再開して良かった。今後はダイヤが乱れないようにしてほしい」と話した。

 JR東によると、故障していないE8系6編成を順次単独運行に投入。1日は車両のやりくりが間に合わず、山形新幹線の定期列車は上下4本運休するが、2日以降は完全な通常ダイヤとなる。

 一方、故障した5編成は復帰のめどが立たず、繁忙期向けの臨時列車は予定より本数を減らす。お盆期間の9~17日は計66本が運休となり、在来線の本数や車両を増やして対応する。

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