米特使がガザ訪問

ウィットコフ中東担当特使(ゲッティ=共同)

 【エルサレム共同】米国のウィットコフ中東担当特使らが1日、飢餓が広がるパレスチナ自治区ガザを訪問した。イスラエルメディアが伝えた。イスラエルの封鎖で人道危機が深刻化し国際社会の非難が強まる中、現状を視察。一方、イスラム組織ハマスは7月31日、ガザ住民に物資が届き飢餓が解消されれば、停戦や人質解放の交渉を再開する用意があると表明し、イスラエルと後ろ盾の米国をけん制した。

 米大統領報道官によると、ウィットコフ氏には米国のハッカビー駐イスラエル大使が同行。米イスラエル主導で設立した「ガザ人道財団」の食料配給拠点を視察するほか、ガザ住民と面会し、トランプ米大統領に現地の様子を報告する予定だ。

 財団の配給拠点では食料を求め殺到する住民にイスラエル軍が発砲し、多数が死傷する事態が頻発する。ガザでは餓死者も急増。トランプ氏はガザで一部の子どもが飢餓状態にあることを認め、人道状況改善のため「食料センター」を設置する構想を表明している。

 ウィットコフ氏は7月31日、イスラエルでネタニヤフ首相と会談した。

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