【ヘルシンキ共同】フィンランドのストゥブ大統領は7月31日、首都ヘルシンキで共同通信の単独インタビューに応じた。パレスチナの国家承認を巡り、パレスチナ自治区ガザでの和平プロセスに有益だと判断すれば「われわれは国家として認める」と表明した。将来の承認に前向きな姿勢を示した。
欧州ではフランスが9月の国連総会で国家承認すると表明したのに続き、英国も条件付きの承認方針を決定。ポルトガルも承認の検討を進める考えを示すなど各国に広がりつつあり、イスラエルへの停戦圧力が強まっている。
ストゥブ氏はインタビューで、フィンランドはイスラエルとパレスチナの「2国家解決」を支持してきたと強調。その上で、パレスチナの国家承認について「承認するかどうかの問題ではなく、いつ承認するかという問題」と明言した。ガザへの人道支援の継続や早期の和平交渉入りの重要性を訴えた。