鹿児島県十島村は31日、地震の続くトカラ列島・悪石島から避難していた3人が同日午前に島に戻ったと明らかにした。震度4以上が一定期間起きなかったことから、島に順次戻ってもらうことを決めていた。村が島外避難者の希望を集約してから、島に戻るのは初めて。
地震は6月21日から頻発し、7月3日には悪石島で震度6弱を観測。4日以降、悪石島と小宝島の計70人以上が島を離れ、多くは自主的な判断で既に戻っていた。31日時点でも島民の一部は避難生活を続けている。
3人は30日深夜、村営フェリーで鹿児島市を出港していた。25日に出発予定だったが、台風の影響で延期が続いていた。