【サンパウロ共同】ロシア極東カムチャツカ半島の東方沖で起きた地震により、南米チリで30日、最大70センチの津波が観測された。政府の推計によると沿岸部の住民ら約150万人が避難した。地元メディアが伝えた。
チリの災害当局は国民に警戒を呼びかけ、沿岸部を中心に商店の閉店や公共交通機関の運休、学校の休校が相次いだ。
太平洋に面する他の南米各国も対応に追われた。ペルーでは100を超える港が閉鎖され、エクアドルのガラパゴス諸島でも当局が住民や観光客らに避難を求めた。