1票の格差、新たに提訴

 「1票の格差」を是正しないまま実施された20日の参院選は憲法違反だとして、三竿径彦弁護士らのグループが30日、東京都の選挙区と比例代表の選挙無効を求めて東京高裁に提訴した。各選挙区の人口に比例して議員定数が配分されなければ、国会での議決に国民の意思が反映されないと主張している。

 参院選当日の有権者数に基づく最大格差は3・13倍。前回2022年参院選の3・03倍からやや拡大した。

 提訴後に東京都内で記者会見を開いた三竿弁護士は「国民のためを考えた選挙制度になっているのか非常に疑問だ。人口に比例した配分にするべきだ」と述べた。

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