自民党は、党の重要な意思決定機関である両院議員総会を8月8日に開催する方針を固めた。党関係者が30日明らかにした。石破茂首相(党総裁)の続投に反発する「反石破」勢力は参院選大敗の責任を追及し、自発的な辞任を促したい考えだ。首相は、政治空白の回避を理由に続投方針を譲らない姿勢を鮮明にしている。ただ支持は一部にとどまり、首相にとって厳しい展開が予想される。
関係者によると、与野党が30日に臨時国会の会期について、8月1日から5日までとすることで合意したのを受け、閉会後の上旬を軸に調整した。6日は広島、9日は長崎で原爆の日の式典があり、例年首相が公務として出席している事情も考慮したとみられる。