災害時のドローン輸送実験

物資輸送の実証実験で、食料などを載せて着陸するドローン=29日午前、長野県松本市の美ケ原高原

 NTT東日本長野支店は29日、災害時に孤立した地域へ物資を届けるため、長野県松本市の美ケ原高原でドローンによる物資輸送を実証実験した。距離約8キロ、高低差約1200メートルの区間を、一部で自動航行を使い、重さ約20キログラムの食料などを載せて飛行し、バッテリー消費などを確認した。

 中国製のドローンを使用し、山の麓から山頂付近まで、荷物を載せた場合と載せていない場合とで2往復した。バッテリー消費率は荷物積載時の上りで55%となり、余裕があるため物資輸送は可能と結論づけた。今後、他の地域での実験や、荷物を箱に入れずにつり下げるなど、輸送方法の検討を進める。

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