2025年版の厚生労働白書は、全ての世代が支え合う「全世代型社会保障」に対する若者の理解や関心を高め、制度を支える当事者として関わってもらうことが重要と指摘した。福岡資麿厚労相が29日の閣議に報告した。
白書は「次世代の主役となる若者の皆さんへ」がテーマ。高校生3千人を対象にした、社会保障や労働施策への意識調査の結果をまとめた。
関心がある分野は、「賃金の決まり」が80・0%で最多だった。次いで「労働時間の決まり」79・5%、「医療」63・6%、「年金」58・3%、「福祉」49・2%など。