【ワシントン共同】英紙フィナンシャル・タイムズ電子版は２８日、トランプ米政権が、８月に中南米訪問を予定していた台湾の頼清徳総統に対し、ニューヨークへの立ち寄りを許可しなかったと報じた。複数の関係者の話として報じた。トランプ大統領が中国の習近平国家主席との首脳会談を模索する中、立ち寄りに強く反対した中国に配慮した可能性がある。
同紙によると、総統府は２８日、台風の被害などを理由に近く外遊する計画はないと明らかにした。同紙は、米政権がニューヨーク立ち寄りを許可しなかったのを受けて、外遊取りやめを決めたとしている。