ホンダは28日、軽の新型電気自動車(EV)「N―ONE e:(エヌワンイー)」を今秋に発売予定だと発表した。航続距離は270キロ以上で、車にためた電力を災害時などに取り出せるシステムを装備した。価格は未公表。8月1日に先行予約の受け付けを始める。
ホンダの四輪車事業の原点となった1967年発売の「N360」を思わせるレトロ感のあるデザイン。インターネットと接続する通信機能の有無で2種類のグレードを発売する。
ホンダの軽EVは2024年に発売した商用の「N―VAN e:(エヌバンイー)」に続き2車種目。軽EVは、日産自動車が「サクラ」、三菱自動車が「eKクロスEV」を22年にそれぞれ発売。中国のEV大手、比亜迪(BYD)も26年後半に日本での発売を予定している。