大阪・関西万博のアンゴラ館の工事費用が一部未払いとなっている問題で、内装工事を請け負った「一六八建設」(大阪市鶴見区)は28日、同社経理担当だった男性が約1億2千万円を着服したとして、業務上横領容疑の告訴状を府警に提出した。府警は、内容を精査した上で受理するかどうか判断するという。
一六八建設によると、下請け業者に対する未払いは約1億円に上るという。
告訴状などによると、昨年11月~今年5月、当時の経理担当者は26回にわたり、一六八建設の口座から計約1億2200万円を、別の会社の口座に振り込み、横領したとしている。