岩手県北上市和賀町山口で今月4日、自宅に侵入してきたクマに襲われ死亡した女性(81)が見つかった事故で、市は28日、現場に残っていた体毛と、11日に同地区で駆除されたツキノワグマのDNA型が一致したと発表、女性を襲った個体だと断定した。
市によると、地元猟友会が11日、民家の小屋から出てきた体長約1・3メートルの雄の成獣を駆除し、岩手大農学部が解析していた。
市内ではその後もツキノワグマの目撃情報があり、市は戸締まりの徹底や屋外での活動に注意を呼びかけている。