首や腹などに複数傷、強い殺意か

強盗殺人事件の現場となった民家(右奥)の周辺を調べる捜査員=27日午前、佐賀県伊万里市

 佐賀県伊万里市の民家で、住人の母娘が殺傷された強盗殺人事件で、県警は27日、司法解剖の結果、死亡した椋本舞子さん(40)の首や腹などに、刃物による複数の傷が確認されたと明らかにした。死因は失血死だった。県警は、2人を切り付け逃走した男が、強い殺意を持っていた可能性があるとみて捜査している。

 県警によると、椋本さんは日本語講師をしていたとみられる。首などを負傷した70代の母親は、男とは面識がなく、話し方が片言のようだったと説明。県警は「単独犯による事件」との見方を示している。

 男はインターホンを押し、対応した2人に「お金」「財布を見せろ」などと発言。その後、椋本さん、母親の順に襲ったとみられる。

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