佐渡の金山、冬の観光客に課題

新潟県佐渡市の両津港のフェリーターミナルで披露された地域の伝統芸能「鬼太鼓」=27日午前

 世界文化遺産「佐渡島の金山」が27日、登録から1年を迎えた。観光の目玉としたい新潟県佐渡市は、昨年の来訪者数の目標を新型コロナウイルス禍前と同水準の年間50万人としていたが、実際には47万人だった。2027年までに60万人を目指しており、市の担当者は「観光客が少ない冬にどう呼び込むかが課題だ」と話す。

 市によると、昨年の来訪者数は47万910人で前年比106%。8月は12月と比べ4・5倍多かった。

 市は今年6月、冬場の観光客を増やすため約1千万円の補正予算を計上。12月~来年2月、能や鬼太鼓を体験できるプログラムを実施する。担当者は「リピーターを増やしたい」と話した。

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