金正恩氏が「虐殺資料館」視察

北朝鮮軍の後方基地の水田にあるナマズの養殖場を視察する金正恩朝鮮労働党総書記=24日(朝鮮中央通信=共同)

 【北京共同】北朝鮮メディアは26日、朝鮮戦争(1950~53年)時に米軍による住民虐殺が起きたと北朝鮮が主張する黄海南道信川の虐殺資料館「信川階級教養館」を金正恩朝鮮労働党総書記が24日に視察したと報じた。金氏は「信川の悲劇」の再発を防ぐためには自衛力の強化が必要だと言及し、反帝国主義の教育の重要性を指摘した。

 北朝鮮は朝鮮戦争の休戦協定が締結された7月27日を米軍の侵攻を退けた戦勝記念日と位置付けている。金氏は53年の休戦協定締結から72年に際し、朝鮮戦争を戦った軍人にプレゼントも贈った。

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