【ポツダム共同】第2次大戦末期にトルーマン米大統領が一時滞在し、広島と長崎への原爆投下を命じたとされるドイツ東部ポツダムで25日、投下命令から80年となることを受け犠牲者を追悼する式典が開かれた。約100人の日独関係者がベルリンに住んでいた被爆者、故外林秀人さんが被爆した当時の日記の朗読に聞き入り、黙とうした。
会場は、連合国側が日本の降伏条件を協議したポツダム会談の期間中、トルーマン氏が利用した旧宿舎前の広場。2010年に市民団体が記念碑を設置し「ヒロシマ・ナガサキ広場」と呼ばれている。
ポツダム市幹部のブリギッテ・マイヤー氏は「核兵器に反対し続けることが大切な証し」と話した。