【ニューヨーク共同】米メタは25日、欧州連合(EU)で10月から始まる新たな巨大IT規制に対応し、域内で政治や選挙、社会問題に関する広告の配信を停止すると発表した。新規制では、広告出稿団体やその内容、費用などの詳細な情報を明示することを義務づけることになっており、メタは「対応が困難で法的不確実性もある」と説明した。
EUの新規制は、偽情報の拡散や外国による選挙介入を防ぐことが目的。違反した場合は企業の売上高の6%を上限に罰金が科される。
メタは声明で「厳しい規制は政治に関心のある人たちが必要な情報にアクセスする機会を奪いかねない」と強調、対応の難しさを訴えた。