【ワシントン共同】AP通信は25日、トランプ米政権がトランプ大統領の個人弁護士だったアリーナ・ハバ氏を東部ニュージャージー州連邦検察の事実上のトップに据えたと報じた。裁判官の決定を覆した上、議会の承認を迂回する強引な手段で、司法の独立を脅かすと反発が広がっている。
州連邦検察のトップである連邦検事は日本の地検の検事正に相当する。ハバ氏はトランプ氏の不倫口止めに絡む事件で弁護団に加わっていた。検事の経験はなく、民主党が優勢なニュージャージー州を、共和党支持を意味する「赤色」に変えるなどと発言している。