【モスクワ共同】ロシアのミシュスチン首相は24日、国営タス通信のグスマン第1副社長(75)を解任した。理由は発表されていないが、グスマン氏が最近、ロシアとの関係が険悪化しているアゼルバイジャンのアリエフ大統領と会見し、外交政策を称賛したことがロシアの保守派から批判を浴びていた。
ロシア報道界の重鎮的存在で、6月のプーチン大統領と各国通信社の代表らとの会見でも司会を務めた。
昨年12月に起きたロシア軍の誤射が原因とみられるアゼルバイジャン航空機墜落を受け、両国関係は悪化。双方が相手国の市民や記者らの「拘束合戦」を続けて亀裂が深まっている。