【ワシントン共同】トランプ米大統領は25日、来年2月に期限切れとなる米ロ間唯一の核軍縮合意「新戦略兵器削減条約(新START)」について、延長を模索していると明らかにした。「失効してほしいと思わない」と述べ、事態打開に向け「取り組みを始めている」と説明した。ホワイトハウスで記者団に述べた。
延長に向けた米ロ間の交渉はウクライナ侵攻を巡る対立などで見通しが立っていない。トランプ氏は、失効すれば「世界にとって大きな問題だ」と語った。
シンクタンク、軍備管理協会のダリル・キンボール会長は25日の声明で、トランプ氏の発言を評価した。