石破茂首相は25日、チェコのパベル大統領と官邸で会談した。厳しさを増す安全保障環境を踏まえ「欧州とインド太平洋の安全保障は不可分だ」と述べ、重要なパートナーとして緊密に連携したい考えを伝えた。パベル氏は「民主主義や法の支配といった基本的価値を共有している」と応じ、2国間関係を強化する方針で一致した。
首相は10月に発効予定の両国の航空協定により、さらなる交流を期待した。北朝鮮の核・ミサイル開発や拉致問題を含むインド太平洋情勢、ロシアの侵攻を受けるウクライナ情勢についても意見交換した。
パベル氏は、大阪・関西万博のナショナルデー行事に参加するため来日した。