AUKUS堅持で英豪合意

オーストラリアのマールズ国防相(左端)と英国のラミー外相(左から2人目)ら=25日、シドニー(AAP/Dan Himbrechts提供、ロイター=共同)

 【シドニー共同】英国とオーストラリアは25日、シドニーで外務・防衛閣僚協議(2プラス2)を開き、オーストラリアに原子力潜水艦を導入する安全保障枠組みAUKUS(オーカス)を50年間堅持していくことで合意した。26日にこれを盛り込んだ条約に署名する。トランプ米政権は原潜供与計画の見直し作業に着手。英豪が結束して、米国が枠組みから離脱しないよう歯止めをかける狙いがある。

 共同記者会見で、ラミー英外相は「新たな条約は、オーストラリアへの原潜導入に向けた今後50年にわたる英豪の防衛協力の土台を支える画期的なものだ」と述べた。

 米国防総省は6月、米原潜の供与計画を見直していると表明した。

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