関西電力は25日、高浜原発3、4号機(福井県高浜町)に使うプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を2025年度中にフランスから日本へ輸送すると発表した。詳しい輸送時期やルート、輸送量は事前には公表しないとしている。
関電によると、輸送するのはフランスの原子力大手オラノが昨年12月までに製造したMOX燃料。前回は22年に輸送した。
3号機は現在運転しているが4号機は定期検査中。通常、それぞれ計157体の燃料集合体が装填され、このうち16体にMOX燃料を使用し、プルサーマル発電をしている。使用済みMOX燃料は計48体となっている。