宝塚歌劇団(兵庫県宝塚市)の村上浩爾社長は25日、同市で報道各社の取材に応じ、公演チケットの販売について、一部の劇団員からノルマのプレッシャーを感じるという趣旨の意見が出ていたと明らかにした。「歌劇団としてノルマの設定はこれまでもない」と強調した上で、今年4月、劇団員に改めて周知したという。
劇団員の急死や労務などの問題を受け、ガバナンス改革の議論を進める中、チケット販売に関する意見が出た。村上氏は「負担になっているのであれば軽減するため、曖昧な部分をすっきりさせた」と述べた
村上氏は、今月1日に歌劇団が法人化されたのに伴い、それまでの歌劇団理事長から社長に就任した。