ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)が25日発表した2025年1~6月期決算は、純利益が前年同期比36・6%減の40億500万ユーロ(約6900億円)だった。トランプ米政権が輸入車に課した追加関税が利益を圧迫し、打撃となった。25年12月期の売上高や営業利益率の見通しも下方修正した。
米国の追加関税で本業のもうけを示す営業利益が約13億ユーロ減った。オリバー・ブルーメ最高経営責任者(CEO)は決算説明会で、関税が維持されたら影響が数十億ユーロに膨らむと訴えた。
世界販売台数は1・3%増の440万5316台だった。売上高は0・3%減の1583億6400万ユーロだった。(共同)