スロベニア「自殺ほう助」認める

昨年9月、米ニューヨークの国連本部で開かれた安保理会合で話すスロベニアのゴロブ首相(AP=共同)

 【ウィーン共同】スロベニア議会は24日、終末期の成人患者への医師による自殺ほう助を認める法案を可決した。患者は医師が処方した薬物を使い、自ら命を絶つことが認められる。地元メディアが伝えた。欧州ではスイスやオーストリアなどで既に合法化されている。

 法案は治療の選択肢がなくなり、回復の見込みがない患者が対象。担当医に対して2回、ほう助による自死の意思を提示することが必要となる。精神疾患患者には適用されない。

 スロベニアでは昨年6月、この法律の制定を認めるかどうかについての国民投票を実施。約55%が賛成していた。

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